Red Canoe Credit Union
金融機関は、ハイランドとDocuSignの統合により組合員サービスを強化しています。
課題
Red Canoe Credit Unionは、イメージング管理者のWendi Barker氏が表現するように「ホームタウンのファミリー感覚」に誇りを持っています。
しかし、そのオフィスは箱が積み重なり混雑し、ファイルキャビネットのスペースも不足するほどでした。
バーカー氏は、信用組合本部 の 経理部 では、「別の紙をオフィスのキャビネットの一つに詰め込むことは物理的に無理だった」と説明しています。
「廊下を歩いてそれを見るまで、冗談だと思っていました」とも付け加えています。
ワシントン州とオレゴン州にある信用組合の10の支店では、スタッフが対面でのやり取りとりを好み、組合員が詳細な情報を求めていました。
Red Canoe Credit UnionのIT運用マネージャ、Meredith Ellis氏は、「DocuSign が軌道に乗るまでには、おそらく2、3年はあったでしょう」と述べています。ごくわずかしか利用していませんでしたし、その後、COVIDが発生しました。
人との接触ができなくなることを懸念していた従業員は、DocuSign OnBase統合に関するステップバイステップのチュートリアルを受けました。Barker氏とEllis氏ににとっては大きな安堵であり、全米50州に組合員を持つ信用組合にとっては大きなスペースの節約となりました。
解決策
Red Canoeは、20年以上にわたるハイランドのお客様だったことから、同信用組合の従業員は、OnBaseに精通していました。「DocuSignとOnBaseの統合は、スタッフが一つのプラットフォーム上でワークフローを自動化し、プロセスを管理できたため、スラムダンクでした」とEllis氏が話しています。
一方、Baker氏は、「従業員は、DocuSignにアクセスする必要はなく、DocuSignは全く違ったデザインでした。別のサインオンや別のパスワードなどを提供する必要はありませんでした」と説明しています。
DocuSignのテンプレートは設定が簡単で容易に開始でき、Red Canoeにおける情報の配置場所と署名場所の一貫性が高まりました。OnBaseエンベロープツールの利用では、従業員が文書をいつ閲覧・署名し、仮想的に印刷したか確認できます。
また、問題が発生した場合は、躊躇うことなく ハイランドのサポートチーム に連絡できます。
この大きな情報の海の中で一人取り残され、あてもなく漂っているわけではないのです。技術者である必要はありません。また、エンドユーザーも技術者である必要はありません。とても使いやすいのです。
— Red Canoe Credit Union、画像管理者、Wendi Barker氏
「無意味な質問をしていると感じたことはありません」とBarker氏が語っています。私が望む方法で説明してくれます。周りにいる同僚にように技術的ではないかもしれませんが、すぐに対応してくれます」。
優位性
負担の軽減
Red Canoeは、パンデミックの最中、苦境にあえぐ組合員に支払いをやめる機会を与えました。信用組合の回収部門は、その対応に圧倒されました。組合員は、携帯電話で撮った書類の写真をメールで送信しました。しかし、スタッフは、プロジェクトごとに、誰が何を行っているか明確に把握できませんでした。
OnBase DocuSign統合は、担当チームにとって大きなメリットで、その影響がすぐに現れました」とEllis氏が語っています。
プロセスの簡素化
電子署名された文書は自動的にOnBaseに戻ります。このソリューションは、文書ステータスが変更されると従業員に通知します。その結果、推量による作業が排除され、スタッフと組合員のプロセスがスピードアップします。「文書がどこにあり、誰が処理する必要があるかについての混乱が少なくなったと思います」とBaker氏が話しています。
競争優位
Ellis氏は、Red Canoeがパンデミックの初期にDocuSignの利用を加速させていなかったらどうなっていただろうと考えずにはいられないし、ITオペレーションマネージャーは、同信用組合の融資処理や通常のビジネス取引はおそらく減少していただろうとそれぞれが語っています。
「これで市場での競争力が維持されます。文字通り、どこでも組合員にサービスを提供しています」とEllis氏が説明します。
今では、組合員はモバイルデバイスで文書に署名できます。組合員がRed Canoeの支店の1つで契約書に署名することを望む場合は、そうすることもできますし、配偶者やパートナーが、DocuSignを利用してプロセスを進めることもできます。
「仕事を休んだり、一緒に来る時間を考えたりする必要はありません」とBaker氏が説明しています。「それもメリットです」。
組合員は、追加されたオプションに喜んでいると彼女は付け加えています。
「彼らは私たちと同じように通知を受け取るので、そのスピードと場所を問わない機能が気に入っているのです」とBaker氏が語っています。
適切な情報を適切な場所で
Red Canoeは、20年以上前からエンベロープ (組織内の他のOnBaseユーザーと共有できる文書のコレクション) を使用し続けていました。2019年、同信用組合では、1,300のエンベロープが使用されていました。2021年には、OnBase DocuSign統合が組合員の定番となり、その数は12,000に増加しました。
Red Canoeのエンベロープ利用率は約85%です。
「開始して以来、一貫しているかそれ以上でした」とBaker氏が話します。「これは、私たちが正しい情報を得ていることを示しています」。
Red Canoeは、対面でのやり取りがパンデミック前のレベルに近づきながらも、変更する予定はありません。組合員は、現在、文書を電子的に署名することを期待しています。これもカスタマーエクスペリエンスの一環なのです。
それでも、Red Canoeのニューノーマルには、ハイランドとOnBaseというおなじみの要素がいくつかあります。
「あなたは一人にされ、この大きな情報の海にぶらぶらと浮かんでいるわけではありません」とBaker氏がハイランドとの協業について説明しています。「技術者である必要はなく、エンドユーザーも技術者である必要はありません。とても使いやすいのです」。