Mutual of Enumclaw

課題

地域の相互保険会社、Mutual of Enumclaw (MoE) は、老朽化したレガシー保険請求システムに苦慮していました。このシステムは基本的なソリューションで、設定可能な範囲は狭く、機能も限られていました。「何かが欠けていました」と、Mutual of Enumclawのビジネスマネージャー、Jeff Obermeyer氏が語っています。「このソリューションの日誌システムは時代遅れで、ユーザーはシステムの制約から効率性を特定する上で苦労していました。また、分析コンポーネントや、スコアリング、トラブル領域の確認、将来の機会を見出すといった機能も欠けており、適切なタイミングで適切な査定人に仕事を割り当てることができませんでした。その上、レガシーシステムのベンダーは間もなくこのソリューションのサポートを終了する予定でした。「これは本当に大きなリスクでした」とbermeyer.氏が説明しています。

OnBaseソリューション

Moeは、課題を解決するため、ハイランドのOnBase に投資しました。導入当初から、この コンテンツサービス・プラットフォーム は、MoEのレガシーシステムを強化し、レガシーシステムでは不可能だった目標を達成することを可能にしました。

これには、保険会社がワークビューを使用してOnBase内に構築し、プロセスを簡素化した初期損害通知 (FNOL) ツールも含まれています。OnBaseでビジネスルールを作成できるようになったことで、MoEは、FNOLプロセスを自動化し、特定の保険請求タイプを適切な査定人に正確に割り当てることができるようになりました。

以前は、正式な保険請求プロセスはありませんでした。カスタマーサービス担当者が電話やEメールを受けると、ACCORDフォームに情報を手入力し、それを印刷して手作業で確認しました。用紙は箱に入れられ、宅配便で回収され、スキャンされ、請求番号なしでインデックスが作成されました。最終的には再び印刷され、再スキャンされ、査定人に割り当てるマネージャーにEメールで送信されました。請求番号の割り当てだけでも、途中で紛失した場合は半日かかることもありました。それが今では、プロセスの全工程に4時間しかかかりません。

また、MoEはOnBaseを活用し、必要に応じて保険請求を査定人から査定人、または査定人のグループに一括割り当てしました。これは、以前ならレガシーシステム内で請求を一度に1つずつ手動で再割り当てていたため、MoEの従業員にとって画期的なことでした。

やがて、MoEは ソリューションを会社の保険請求プロセスに深く組み込む ようになりました。それは、OnBaseがサポートソリューションではなく、保険請求システムの中核をなす不可欠な要素であると勘違いするほどでした、

OnBaseは、MoEレガシーシステムの寿命を延ばしましたが、レガシー保険請求ソリューション では、保険会社のOnBase機能を拡張する能力が限られているとすぐに明らかになりました。さらに重要なことに、レガシーシステムでは、MoEが追求する心のこもっお客様サービスや代理店サービスに対応できませんでした。そこで、新しい現代的なコア保険請求システム、Guidewire ClaimCenter™が登場する機会となりました。

この選択肢を検討した後、MoEは Guidewire ClaimCenter™を採用しました。同保険会社は、2014年にGuidewire BillingCenter™コアシステムソリューションを実装した際、このソリューションプロバイダーと取引経験がありました。ハイランドとGuidewireのパートナーシップが、この契約を成立させる上で一役買いました。ハイランドは、Guidewire PartnerConnect™ソリューションとReady for Guidewireプログラムのメンバーです。

「保険請求システムの実装では、文書管理が極めて重要です」とObermeyer氏は述べています。進化し続ける保険業界で競争に勝つことを望むのであれば、保険請求におけるお客様とのやりとりを、簡単で効率的に処理できなければなりません。OnBaseと統合するClaimCenterは、その要件を満たしています」。

ClaimCenterを使用することで、MoEは受信した書類をより正確に適切な保険請求担当者に送り、お客様からの問い合わせに迅速に対応できます。ClaimCenterは、より正確かつ効果的に、発信文書に必要なデータや情報を事前に入力し、既存の文書との整合性を高めています。

優位性

OnBaseアクセラレータで簡単に統合

OnBaseとClaimCenterはシームレスに連携し、すべての関連情報を保険請求または保険契約にインテリジェントにリンクし、ユーザーにとって最も効率的な方法で提示する、完全な処理を提供します。カスタムコーディングの必要性を最小限に抑える 真のポイントアンドクリック構成により、OnBaseソリューションアクセラレータは、Ready for Guidewireアクセラレータの検証プロセスを正常に完了しました。新しい製品やサービスの市場投入までの時間を短縮し、キャプチャと文書管理の実装時間やコストを50%以上削減し、プロジェクトチームのパフォーマンスを向上させます。

シームレスなエンドユーザーエクスペリエンス

査定人は、ClaimCenterを導入する以前、従来の請求ソリューションとOnBaseの間を行ったり来たりしていました。ClaimCenterとOnBaseの統合では、ユーザーはClaimCenterのみで作業できます。OnBaseのすべての機能は、ClaimCenterから利用できます。

お客様重視の強化

ソリューションを連携せすることで、サービス対応を定義する動的で適応性のあるFNOLプロセスから、アカウントの特別処理、モバイルアクセスなど、 保険請求ライフサイクル全体を通じてお客様サービス が向上します。