FTSE 100 Insurer
英国の大手保険会社がハイランドのAlfrescoプラットフォームに移行し、年間240万ポンドの節約を実現
FTSE 100 Insurer は325年以上の歴史を持つ老舗企業で、保険、ウェルス管理、退職者向け商品など、さまざまな分野の事業を運営しています。このストーリーでは、同社が複数のレガシーシステムからハイランドの Alfresco プラットフォームに移行するまでの変革の軌跡を追います。
FTSE 100 Insurer では12.7億点もの文書の移行に成功し、申請時間の30%短縮と大幅な自動化を達成しました。移行では、コンテンツモデルの簡素化、移行中に使用が継続されるデータの同期、自動化の統合、レガシーシステムの廃止の4領域に重点が置かれました。
文書の保存と検索を目的とする Alfresco の実装では、ADF フレームワークに統合する戦略的なアプローチが活用されました。文書の保存に Alfresco が採用される一方で、ワークフローの管理には Kofax や Appian などの他のツールが採用されました。
9,000人を超えるユーザーに使用トレーニングが実施されたほか、毎日処理される文書数は2万点、自動化されたメールボックスは46に上りました。移行の一環として、戦略的なアプローチを使用してデータを抽出・取り込み、コロナ禍と英国のEU離脱期間中の課題を克服しました。このプロジェクトでは延べ9万行のコード、90のスプリント、9,000の JIRA チケット、160以上のリリースなど、大規模なコード開発が行われました。
移行は、2021年6月の最初のオンボーディングを皮切りに、ユーザーの導入と文書のアップロードが2022年7月に完了するまでの期間に及びました。資金調達のための30日、60日、90日モデルによって、チームがゲームプランと課題に集中し続ける仕組みは、包括的なリスク管理プログラムへと進化しました。
Alfresco のテクニカルアカウントマネージャーは、大規模プロジェクト特有の課題に直面した場合に、技術的な問題に対処するうえでなくてはならない存在であることを実証しました。データベースのパーティショニングとハイランドとのコラボレーションにより、パフォーマンスの懸念が解消され、年間約240万英ポンドのコスト削減へとつながりました。